あの独特な「チャリーン」の音、一度は聴いたことがあるのではないでしょうか?
おサイフケータイの通信機能として知られている「NFC」。
最近では、スマホのみならず家電製品でもよくみかけます。
気になる「NFC」の特徴や機能に簡単説明いたします。
そもそも、NFCとは?
Near Field Communicationの略で、近接距離通信という意味です。
特徴は10cmの範囲内でNFC対応機器同士が接触しないで、かざすことにより瞬時に、
データーのやり取りができます。
開発は日本大手メーカーのSONYとオランダのフィリップス社が共同で開発したシステムです。
NFCの使い方
NFCが搭載されているのは、スマホやデジカメ等です。
普段、なにげなく使っているスマホも対応していますので、NFC対応のスピーカーで音楽を聴いたり、
デジカメで撮った写真をNFC対応のプリンターにかざすだけでプリントできたり、お互いがNFC同士
であればかざすだけで、データーのやりとりが瞬時にできます。
最近は街灯に貼ってあるポスターにかざして情報を取得したりもでいます。
個人的に気になったNFC対応のスピーカーや冷蔵庫を紹介します。
SONY SRS-BTV5
ポータブルスピーカーで、丸くて小さいのが特徴的です。
コンパクトながら360度のサラウンドスピーカーになっています。
また、あるアンケートで人からもらって嬉しいプレゼント1位らしいです。
SONY QX10
NFCでスマホとリンクし、撮影するレンズスタイルカメラです。
Panasonic NR-F557XV
冷蔵庫です。もちろんNFC対応です。スマホ等で消費電力を見ることができます。
Nintendo Wii U
おなじみのWiiです。
その他、炊飯器や洗濯機、キーボードやマウスなどといった機器もありました。
生活家電はパナソニックでAV機器はSONYといったところでしょうか。
Bluetoothとの違い
なんといっても最大の特徴はワンタッチでNFC同士が通信できるという利点です。
それに対して、Bluetoothは、NFCに比べて通信の速度が速く、NFCに比べると通信距離も長いです。
そのためインターネットに接続したり、大容量のデータの転送など、あらゆる機器とのデータ通信が得意です。
しかし、Bluetoothは事前に相手との接続設定が必要なので、この操作が苦手だった方も多いのではないでしょうか?
元祖はおサイフケータイ
NFCの元祖とも言えるのがフェリカ、通称おサイフケータイです。
このおサイフケータイの生みの親がSONYです。
おサイフケータイは日本で最も普及している、SuicaやEdyなどです。
FeliCaは日本の電子マネーや交通乗車券などで広く利用されており、海外でもシンガポールや香港などでの導入実績があります。
SONYは世界的に普及させるためにフィリップスと共同でNFCを開発しました。
うわさのあのスマホは…
家の中から世界のどの場所でも、使えるエリアを拡大し続けるNFC。
いままでiPhoneシリーズにおサイフケータイが搭載されるとの情報が行き交っていましたが、NFCどころかおサイフケータイにも搭載されていません。
次期iPhoneに世界基準であるNFCが搭載されることを期待してます。