テザリングの基礎知識
スマートフォンを利用していて、パソコンやタブレットでも外出先からインターネット接続したいと思ったことはないでしょうか? もし、少しでもそう思ったことがあるようでしたら、テザリングの利用をお勧めします。追加料金も500円(au、SoftBank、税抜き価格)、または無料で、手持ちのパソコンなどを、スマートフォンを利用して、簡単にインターネット接続が可能です。この便利な機能のテザリングについて説明しましょう。
尚、ドコモのFOMAを利用してテザリングを行う場合は、2,600円(税抜)の追加料金が必要です。Xiサービス利用に変更することで、この2,600円が不要になります。
テザリングとは
テザリングとは、スマートフォン(モバイルWi-Fiルーターなどもあります)の通信機能を利用して、パソコン、タブレット、ゲーム機などをインターネットに接続する機能のことです。
スマートフォンなどで受信しているインターネット回線を、他の機種に分け与えるようなイメージが分りやすいでしょうか。
パソコン、タブレット、ゲーム機などの一部には、携帯電話会社と契約することで、携帯電話の通信網を利用してインターネットに接続して利用できる機種がありますが、このような機能を持つ機種は少ないので、テザリングができると自宅でしかインターネットに接続できなかった機種が外出先のどこででもインターネットを利用できるようになるメリットがあります。
テザリングの3つ接続方法
テザリングには、以下の3種類の接続方法があります。他の機種に分ける時に使用する通信方法の種類です。
Wi-Fiテザリング
Wi-Fiという無線通信機能を利用した方法です。無線ですので、スマートフォンはカバンにしまったままでもパソコンなどをインターネットに接続できます。また、複数の機器を同時にインターネット接続も可能です。複数同時接続は電池の消耗が激しいので、充電切れに注意が必要です。
USBテザリング
USBケーブルでスマートフォンとパソコンを接続して利用する方法です。Wi-Fi接続よりは、少し使い勝手が落ちますが、気になるほどではありません。機器によっては、充電しながらスマートフォンを利用できるので、その場合は充電切れの心配がなくなります。
Bluetoothテザリング
Bluetoothを使った無線通信機能によるテザリングです。同じ無線通信のWi-Fiとは、接続できる距離、速度、バッテリー使用量が異なります。距離、速度はWi-Fiが優れ、バッテリー使用量は、Bluetoothの方が優れています。
スマートフォンは場所を取らないので、複数台の端末機器をどうしても使用しなければならない場合を除き、USB接続する使い方が、速度やセキュリティ、そしてバッテリー使用量を考えるとお勧めです。
自宅でルーターを介してインターネット接続との違い
自宅からのインターネット接続は、ルーターを介して物理的な回線を経由して、インターネット接続しています。テザリングでは無線で通信しているため、スマートフォンが通信できるところであれば、どこででもインターネット接続できます。
しかしながら、当然の事ですが自宅へひいた回線のほうが速度が速く、安定しています。また、スマートフォンのテザリングの場合、屋内にはいると急激に通信状況が悪くなることも多々あります。
通信費の節約として、自宅の固定回線をやめてテザリングですますという方法もよくみかけますが、ご自身の利用状況やお住まいの場所での電波状況などをしっかり確認する必要があります。
テザリングの利用料
auとSoftBankではテザリングを利用するためのオプション料金として月額500円(税抜)が必要となります。なお、キャンペーン期間中であれば、その期間は無料の可能性があります。
docomoにはオプション料金はなく利用できます。テザリング利用中のパケット料金はパケット定額サービスに含まれます。
テザリング利用上の注意点
テザリングはスマートフォンさえあれば、ノートパソコンやタブレット、その他機器を、いつでもどこでもインターネットに接続できます。非常に便利な機能ですが、その分のパケット通信量が多くなる点は注意しましょう。データ定額プランに加入していないと、料金が高額になってしまいます。
しかしデータ定額プランに加入しても、携帯電話各社は、月間の通信量が一定量(7GBまたは7.5GB)を超えると通信速度(128Kbps)を大幅に落とす規制を行っています。落とされないようにするには、高額な追加料金を支払わねばなりません。
また、スマートフォンの圏外では利用できない、電池消耗が激しいなどの注意点もあります。
返信を残す
ディスカッションに参加しますか?どうぞご参加ください!