なぜ?増えるガラケーへの「出戻り」
未だに人気の高いスマートフォンですが、実は今、スマートフォンからガラケーへ出戻りする人が増えています。ちょうど今から2年程前にスマートフォンを購入した人が多く、2年契約などの関係からガラケーに戻すのに良いタイミングなのが理由の一つです。
この機会に、ガラケーのメリットとデメリットについて、改めて考えてみるのも良いのではないでしょうか。
ガラケーの操作性
昔ながらのガラケーとスマートフォンを比較したとき、ガラケーの優れた点として挙げられるのが、電話やメールの際に生じる打ち間違いの数です。ボタン操作で使いやすいのがその理由ですが、スマートフォンに変えてから打ちづらくなったという声はよく聞きます。
スマートフォンはタッチパネル操作が基本なので、液晶をタッチした時のレスポンス(反応)が遅かったり、ずれていたりといったことがあります。特に初期のスマートフォンの場合、意図するのとは異なるボタンが反応してしまったり、連続で同じ番号を打った際にきちんと反応してくれなかったりということが良く起きました。
現在のスマートフォンではかなり改善されていますが、そもそもガラケーの場合はボタン操作なので、レスポンスの心配がありません。
ガラケーの機能性
スマートフォンは、それ一台で何でもできるイメージがあります。Webサイトの閲覧はもちろんのこと、アプリを使えばゲームやクーポン発券、SNSの利用も手軽にできます。
しかし、ガラケーの場合もWebサイトは閲覧できますし、ゲームアプリもあります。実は多くのユーザーが利用するLINEも、通話機能こそないものの、ガラケーで利用ができるのです。しかし、ガラケーによるWebサイトの閲覧は、あまり定着しませんでした。サイトを開いても画面が小さく、画面の移動もスムーズでなかったので、快適に見られるとは言えない状況であったことが一因といえます。
しかしこうした機能を求めない人にとっては、ガラケーで十分という場合もあるでしょう。むしろスマートフォンは、機能が多過ぎるという意見も少なくありません。
ガラケーの料金
ガラケーに戻す理由として、スマートフォンの本体価格や利用料が高いということが挙げられます。スマートフォンとガラケーの料金の違いは、大きく分けて次の2つです。
・パケット通信料
キャンペーンや時期によって多少の違いはありますが、スマホの場合はパケット通信料だけで5,000円を超える料金がかかります。現在の4G通信対応のスマホでは、各社5985円もの料金となっている状況です。
一方でガラケーの場合は、上限が4,000円程度。ほとんど使わない人であれば、さらに安くなります。また、「メールもいらない」という方であれば、パケット通信料が発生しないプランでの契約も可能です。
・無料通話
ガラケーには、無料通話付きのプランがあります。特に仕事などでどうしても通話が多くなる場合には、通話料を大きく節約することが可能です。
しかし、スマートフォンにはこの無料通話付きのプランがありません。同じキャリア同士以外での通話では、必ず通話料がかかります。
ガラケーとスマホの比較
スマートフォンの大きなメリットは、アプリやWebサイトの閲覧です。これらについては、ガラケーよりもスマートフォンの方が快適に閲覧できます。
一方でガラケーの場合には、使い勝手の良いボタン操作がメリットとなるでしょう。さらに、パケット通信料や通話料を抑えたプランを組むことが可能です。通話もメールもしない人であれば、月々1,000円程度でも維持できます。利用料を何より優先するのであれば、大きなメリットになるはずです。
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