スマートフォンとガラケーの違い
スマートフォンの普及が進んで、そろそろ次の機種ではスマートフォンにしようかなと考えている人が多くなっています。しかし、一方で使い慣れたガラケーからスマートフォンに変わると、何がどう違うのか分からないことも多いのではないでしょうか。
スマートフォンとガラケーの違い基礎
スマートフォンとガラケーの基本的な違いを知っておくことは、ガラケーからスマートフォンに変わったときに変更を後悔しなくても良くなります。大きな違いをハード面とソフト面に分けて説明します。
ハード的な違い
1.バッテリーの持続時間が短い
ガラケーからスマートフォンに変えると、ガラケーよりも電池の消耗が早くて、使い方によっては、1日と持たないことがあります。スマートフォンの方が、消費電力が大きく、ユーザーが何も使用していないときにもスマートフォン自身が隠れたところで動作しているので電池を消耗しているからです。そのため充電対策が必要となります。
ガラケーの場合、充電器と予備の電池パックを持ち歩いている人を良く見ました。スマートフォンでは電池パックが取り出せない一体型も多いので、予備バッテリーが多く普及しています。
2.操作がタッチパネル
一番大きく変わるところではないでしょうか。
ガラケーは、ボタンで操作するので操作が確認しやすく、慣れればボタンを見なくても操作できるようになります。しかし、スマートフォンでは、タッチパネルで操作するので、ボタン操作に慣れていると違和感を覚えることや、ちゃんとボタンが押されているのか分かりにくいという欠点が、特に高齢者に大きなデメリットになっています。最近では、ボタン操作をするとブルッと一瞬だけ震えて「操作した感じ」を演出する機種などもでています。(N-08DなどのMEDIASシリーズの一部など)
独特な操作方法に、画面を指で素早く払うよう動かして入力する方法(フリック入力)がありますが、これに関しては、最後は「慣れ」しかないような気がします。ただ、事前に全くこれらのことを知らないでスマートフォンに変更すると戸惑う可能性があります。
ソフト的な違い
1.OSの違い
ガラケーのOSは、携帯電話会社ごとや、機種によっても少し変わる場合があるのに対して、スマートフォンは、日本だけでなく世界的な携帯会社ごとに変わるということがありません。パソコンに似ています。OSとは、自動車に例えると、ブレーキやアクセルの位置など基本的な運転操作が共通にできており、免許を持っていれば、どのメーカーの自動車でも運転できるように作ってあることです。運転するというソフトを共通にして、自動車というハードを操作しやすくすることです。スマートフォンには大きく2つのOSがあり、Apple社のiOSとGoogle社のAndroidです。
ただ、自動車でもありますが、基本部分は同じでもワイパーを動かすスイッチ、ライトのハイビーム、サイドミラーの折りたたみなど、細かい部分での配置や新機能については新しく覚える必要があります。
2.初期状態での性能の違い
ガラケーは最初の段階から、その機種に搭載されている機能を使えるようになっており、それ以上もそれ以下もなく、機能の拡張性がありません。自分自身で不要な機能を使わないで置くだけです。他の機種に使いたい機能があってもそれを利用することはできません。
一方、スマートフォンは、パソコンと同じようにスマートフォンで行いたいことをするためにたくさんあるアプリを選んでダウンロードして使いやすいように、目的のことができるようにして使います。いろいろな使い方が自由にできます。アプリ数は100万本前後もあります。
逆の言い方をすると、買ったばかりの状態では最低限の機能しかなく、非常に不便です。ご自身で必要なアプリをダウンロードし、使えるように設定しなければいけません。ガラケーに慣れている方だと、この最初の作業がとても面倒だと感じるかもしれません。
3.接続できるサイトの範囲
ガラケーでは、OSが携帯会社毎や場合によっては機種に異なり、そのOSをもとにサイトが開発されています。ですので、ガラケーはガラケー用のサイトしか閲覧することができません。一方、スマートフォンでは、パソコンで見ることができるサイトも見ることができるようになっているほか、スマートフォン向けに作られたサイトでも、どんなスマートフォンでも接続できて閲覧することができます。
近況ですと、いろんなOSに対応させないといけない事や、ガラケーユーザーはコストの問題からサイトの閲覧時間が短い事など、ガラケー用のサイトを制作しても採算がとれなくなり、閉鎖されるサイトが増加しています。
いろんな違いを把握したうえで、ご自身の利用シーンにあったものを選ぶ必要があります。参考にしていただけたらと思います。
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