携帯・スマホの本体やアクセサリーからサービス・契約などに関するお悩みや疑問を分りやすく、そして掘り下げてご説明できればと思います。

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失敗しないスマートフォンケースの選び方

スマートフォンは、従来の携帯電話と比べて重量も重いものが多くなっています。そのため、うっかり落として壊してしまうという人は少なくありません。スマートフォンは値段も高いので、大切に使うためにスマホ用のケースを装着したいものです。

スマートフォンと言っても、Androidでは非常に多くの機種があります。iPhoneならまだしも、Androidスマホの場合はすべての機種に対応できないものも多く、機種によってはケースのバリエーションが限られることもあります。まずは、自分のスマートフォンの型番を調べましょう。

スマホの型番を調べる方法

ほとんどのメーカーの機種において、スマホやタブレットの型番は裏面の電池カバーを外したところに記載されています。確認できない場合は、製品の箱や保証書を確認してください。

型番をきちんと確認せずに購入すると、合わずに返品することになります。余計な手間が掛かるだけですので、購入前の確認は怠らないようにしましょう。

スマホケースの種類

それでは、ケースの種類別に特徴をご紹介しましょう。

・バンパータイプ

iPhone用によく利用されているもので、スマートフォン本体の側面部分に取り付けるタイプのカバーです。スマートフォンの側面へのキズは防止できますが、前面や背面はそのままです。元のデザインを活かしながら、多少はガードしたいという場合に適します。あるバンパーメーカーの実験によると、iPhoneを無作為に落とした場合、90%以上の確率で側面かつ角部分から落ちるそうです。もちろん、落とした場所は平面ですが・・・。

・シリコンケース

シリコンは美容整形にも用いられているもので、柔らかく弾力性があることが特徴です。シンプルなものは安っぽく見えることもありますが、弾力性があるので、落とした際にその衝撃を軽減してくれる効果があります。ただし、弾力性がある柔らかい素材であるため、使っている間に変形することがあるようです。近い形状のスマホなら比較的多くの機種に対応していたり、どんなにマイナーな機種でもシリコンケースだけは発売されていたりします。

・ポリカーボネイト(プラケース)

ポリカーボネイトは「熱可塑性プラスチック」の一種です。素材の特徴として、透明性・耐衝撃性・熱耐性・難燃性が高いことが挙げられます。硬くて丈夫なケースとして、多くのユーザーから重宝されています。

ケースの丈夫さを示す目安として「鉛筆コード」が使われ、「鉛筆コード3H」などと表示されています。これは。3Hの鉛筆でこすってもキズがつきにくいレベルの硬さということです。さまざまな図柄を印刷したものや、素材の質感を活かしたものなど、カラーバリエーションも豊富な中から選ぶことができます。

・TPU

TPUは「熱可塑性ポリウレタン樹脂」のことで、ゴムのようなしなやかさとプラスチックのような硬さがある素材です。一定以上の温度で加熱すると柔らかくなるため、さまざまな形に加工できます。中には、ラメ加工をした製品もあります。

・アルミケース

軽量で頑丈なアルミを採用したケースで、金属の質感を利用したクールなデザインのものが豊富にあります。アルミケースのデメリットとして、電波干渉による通信機能の低下が挙げられます。なんか電波がはいりにくい、Felica機能の読み取りが悪いなどの報告があります。

・レザーケース

ポリウレタン性の合成皮革を利用したケースで、レザーならではの手になじむ質感が特徴です。レザーケースの多くは、スマートフォンの全面(液晶面含む)を覆うデザインになっています。そのため、スマートフォンを使う際にはケースから取り出さなければなりません。少し手間ですが、液晶を合成皮革でカバーしておくことができ、落とした時にも破損する恐れを軽減できるメリットがあります。手帳型といわれるタイプの多くには、レザーが使用されています。女性ユーザーに支持される傾向があります。

 

 

以上のような特徴をふまえた上で、用途に合わせた素材・形のものを選んでいただければと思います。

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電話帳のデータをスムーズに移行しよう

ガラケーから、スマートフォンに買い替える人はたくさんいます。また、すでにスマートフォンユーザーであった場合でも、魅力的な新機種が発売されると、買い替えたくなることでしょう。

機種変更を行うと、非常に多くの人が保存していた電話帳データの移行に戸惑います。とはいえ、膨大なデータを再び手で入力するなんてありえないでしょう。そこで、電話帳のデータ移行をできるだけに簡単に行える方法をご紹介します。

※尚、ガラケーやスマホの各操作は機種によって異なります。詳細な手順はマニュアルを読むか、キャリアのショップで確認してください。

ガラケーからiPhoneへのデータ移行方法

まず、1GB程度の容量を持つmicroSDカード(SDカードアダプターが付いているタイプ)と、SDカードスロット付きパソコンを用意します。パソコンにSDカードスロットが付いていない場合は、外付けのSDカードリーダーを用意してください。

手順1)ガラケーの電話帳データをmicroSDカードに保存

用意したmicroSDカードに、ガラケーの電話帳のデータを「エクスポート機能」を使って保存します。

手順2)保存したmicroSDカード保存されたデータをGmailにインポート

パソコンにmicroSDカードを読み込ませて、Gmailに電話帳データをインポートします。パソコンでGmailにログインし、microSDカードの電話帳データのファイルを指定。データをGmailにインポートします。

Gmailを利用していない場合、あらかじめこの操作の前にGmailアカウントを取得しておきましょう。尚、Gmailアカウントは無料で取得できます。

手順3)iPhoneに電話帳データをインポート

iPhoneの「設定」からGmailアカウントを登録し、Gmailアカウントをタップします。「連絡先」の右横の白丸をタップしオンにすると、電話帳のデータをiPhoneに取り込むことができます。尚、電話帳の読み仮名は、正常にインポート登録されないことがありますので注意しましょう。

ガラケーからAndroidスマートフォンへのデータ移行方法

ガラケーからAndroidスマートフォンへ電話帳データを移行するには、赤外線通信を利用します。ただし、機器が赤外線通信に対応していることが条件となります。

手順1)電話帳データの赤外線送信を準備

ガラケーのアドレス帳メニューから「赤外線送信」を選び、「全件送信」を選択して送信準備を行います。

手順2)Androidスマホで赤外線受信準備後、送受信開始

Androidスマートフォン側で赤外線受信の「全件受信」を選択し、ガラケーとAndroidスマホの赤外線ポートを合わせると、送受信がスタートします。

手順3)Androidスマホに電話帳データの取り込み

データ受信完了後、電話帳データのファイルをタップします。すると使用するアプリを聞かれるので、「連絡先」を選択します。次に「アカウントに連絡先」を選択し、Googleアカウントも持っていれば、選択してそのアカウントを入力します。持っていなければ、電話を選択します。

スマートフォン同士の電話帳データ移行方法

スマートフォン同士での電話帳データの移行は、比較的簡単です。

手順1)GoogleのGmailのアカウントを取得

iPhoneとAndroidスマートフォンで、それぞれ同じGmailアカウントを取得します。

手順2)電話帳データをスマートフォンに移行

データを移行するスマートフォンの電話帳を開き、全ての電話帳データをGmailで送る状態にします。Gmailの宛先に、手順1で設定したGmailアドレスを入力し送信します。

次に、データを取り込みたいスマホでGmailにログインしてください。「アカウントと同期」で、ログインしたGmailアドレスから電話帳データをインポートすることで移行できます。

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お得なdocomoポイントの移行先

ドコモの携帯電話やスマートフォンを使っていると、毎月の使用料金に応じてドコモポイントが貯まります。クレジットカードでも同様のポイントプログラムが各カード会社で用意されていますが、残念ながらドコモなどの携帯電話会社のポイントは、その利用範囲が限られています。

クレジットカードのポイントは、カード会社の用意した商品と交換したり、商品券などの金券と交換したりすることができます。さらに、他のポイントプログラムのポイントに移行させることも可能です。そのため、複数のポイントを1つにまとめて大きな商品と交換したり、ショッピングで使ったりすることができます。

それに比べてドコモポイントの用途は、ドコモが用意している商品との交換や、ドコモショップやドコモオンラインショップでの商品購入、故障した際の修理費に使うといったことに限られています。

他のポイントをドコモポイントに移行することは可能

ドコモポイントの有効な利用方法としては、「dマーケット」が挙げられます。これはiモード向けとスマートフォン向けにドコモから提供されているサービスで、音楽や書籍などのコンテンツ購入できます。

DCMXの利用でマイルや商品券と交換できる

DCMXとは、ドコモの次世代型クレジットサービスです。クレジットカード機能と電子マネー「iD」が利用できます。DCMXには通常のDCMXの他、DCMX GOLDなどいくつかの種類が用意されています。

DCMXでショッピングしたり、携帯電話を利用したりしたことで貯まるドコモポイントは、DCMXコースに交換できます。このDCMXコースにあるのが、「JALマイル」「ANAマイル」「商品券(VJAギフトカード)」「DCMX(iD)クーポン」です。DCMXコースでは、それぞれ以下のように掛率が決まっています。

JALマイル

ドコモポイント5,000ポイント→JALマイレージバンク2,000マイル

ANAマイル

ドコモポイント5,000ポイント→ANAマイレージバンク2,000マイル

商品券(VJAギフトカード)

ドコモポイント8,000ポイント→商品券(VJAギフトカード)5,000円分

DCMX(iD)クーポン

ドコモポイント8,000ポイント→プレミアステージの方2,300円分、その他ステージの方2,000円

 

マイルや商品券に交換できるのは、大きなメリットといえるでしょう。ドコモの携帯電話やスマートフォンを使っている人は、ぜひDCMXを利用したドコモポイントの活用も覚えておいてください

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auポイントの使い方

auポイントは、「au携帯電話」「auおうち電話」「インターネット」という、auサービスの毎月の利用金額に応じて貯まります。貯まったauポイントの使い道は、機種変更やオプション品の割引、デジタルコンテンツの購入やショッピング、そしてauが用意した商品との交換などです。

せっかく貯めたauポイントですが、別種類のポイントに移行することはできません。例えば航空会社のマイルを貯めている人なら、ポイントを移行してマイルに変換したいと思うでしょう。しかし残念ながら、auポイントはauポイントとしてしか使えないのです。そこでauポイントを便利に使うために、その利用方法についてご紹介しましょう。

ご利用のその前に

2013年の6月より、auポイントには有効期限ができました。その期限は4年なので、まだ期限切れで使用不可という事はありません。最短でも2017年の6月末までは利用可能です。

有効期限ができた2013年6月よりも前に貯めたポイントは一律で、2013年6月からの4年間が有効期限となります。念の為。

「auショッピングモール」でショッピングに利用

「auショッピングモール」は、auの通販サイトです。この「auショッピングモール」では、auポイントを商品の購入に使うことができます。

では、「auショッピングモール」とはどんなサイトか?その中身は、DeNAの運営する「まんまビッダーズ」というECサイトと同じになっています。ビッダーズを使ったことがある人であれば、使い方もすぐに分かることでしょう。「auショッピングモール」の店舗数は5,000店以上あります。楽天やヤフーなどの大手ショッピングサイトと比べると小規模ではありますが、ある程度広い商品点数から選べるはずです。

「auショッピングモール」では、【1.2 auポイント=1円】で買い物に利用できます。ポイントを無駄にしてしまうよりは、買い物で使ってしまった方がお得ですね。

楽天やYahooショッピングでauポイントを使う

auポイントは、楽天やYahooショッピングでも利用することができます。最初は使い方が少しわかりにくいかもしれませんが、一度やってみると慣れてくるでしょう。

楽天やYahooショッピングでauポイントを利用するには、まず「auかんたん決済」の利用登録を行います。「auかんたん決済」はショッピングに使った代金を携帯料金と一緒に支払う仕組みで、これをすることで1円の買い物に対して1.2ポイントのauポイントを使用できるようになります。そして「auID」に登録し、続いて「ケータイPC連動設定」を行ったら事前準備は完了です。尚、設定にはセキュリティーコードとauID、パスワードが必要になります。

楽天市場でauポイントが使えるお店は、一部に限られています。商品検索をする際、検索用語の前に「auktn」と入力して検索すると、auかんたん決済で買える商品だけを検索することができるので覚えておきましょう。商品を選んだら、支払い方法を選択する画面で「auポイント」を指定し、手続きを行います。

ポンパレでギフト券がauポイントでお得に買える

ポンパレではauかんたん決済限定で、Amazonギフト券1,000円分を100円で購入できるというクーポンを販売した実績があります。

Amazonギフト券は、家電やファッション、書籍、食品など2,000万点以上の種類の商品を扱っているショッピングサイトAmazonで利用できます。10分の1の価格でギフト券が購入できるのは、非常にお得といえるでしょう。

利用方法は簡単。ポンパレで申し込みをする際に、購入手続き画面から「auかんたん決済」を選んで支払い手続きを行うだけです。ただし、ポンパレは常にその商品を販売しているわけではなく、1日から数日程度に限定してクーポンをお得に販売するサイトですので、常に商品をチェックしておきたいですね。

写真のバックアップ

スマホで撮った写真を移行しよう

デジタルカメラで写真を撮るよりも、スマートフォンやガラケーで写真を撮る人が多くなっています。しかし撮影した写真は、プリントアウトせずスマートフォンやガラケー内に保存したままということが、少なくありません。そのため機種変更を行う際には、大切な写真データを新機種へ移行する必要があります。いざ機種変更した際に戸惑わないよう、あらかじめ写真データの移行方法を覚えておきましょう。

尚、ガラケーやスマートフォン、およびスマホアプリの各操作は、機種やアプリのバージョンによって異なります。詳細手順はマニュアルを見るか、キャリアのショップ等で確認しましょう。

スマートフォン同士の移行

まずは、スマートフォン同士での移行方法です。方法はさまざまですが、ここではスマートフォンのOSに依存しない方法をご紹介します。

1)「Dropbox」のアカウント作成
まず、インターネット上にデータを保存できるオンラインストレージサービスの「Dropbox」のアカウント(メールアドレス、パスワード)を作成します。アカウントを持っていない場合には、パソコンもしくはiPhoneやAndroid用のDropboxアプリからでも作成することが可能です。尚、Dropboxアプリおよびアカウント作成は無料です。

2)「JSバックアップ」アプリを使用して「Dropbox」に写真データを保存
現在使用しているスマートフォンに、データをバックアップできる「JSバックアップ」アプリをインストールします。インストール後にアプリを起動したら、「バックアップ」を選択しましょう。保存場所を「Dropbox」に設定し、手順1で設定したメールアドレスとパスワードを入力してログインしたら、写真データ選択して「Dropbox」に保存します。尚、「JSバックアップ」アプリは無料です。

3)「JSバックアップ」アプリを使用して、「Dropbox」から写真データを取り込む
写真データを取り込みたいスマートフォンに、「JSバックアップ」アプリをインストールします。アプリを起動したら「復元」を選び、バックアップ先の「変更」から「Dropbox」を選択します。「Dropbox」に手順1で設定したメールアドレスとパスワードを入力し、「ログイン」を選択すると、データを取り込めます。

ガラケーからAndroidスマートフォンへの移行

次に、ガラケーからスマートフォンへ写真データを移行する方法です。

1)ガラケーの写真データをSDカードに移行

まず、ガラケー内部メモリーに保存されている写真データを、SDカードへ移行させます。

2)SDカードの写真データをAndroidスマホに取り込み

「Yahoo!ファイルマネージャー」や「アストロファイルマネージャー」などの無料アプリをダウンロードして、Androidスマートフォンにインストールします。このアプリを起動したら、SDカードのデータをAndroidスマートフォンの内部メモリーに保存します。

ガラケーからiPhoneスマホへの写真データの移行

最後に、ガラケーからiPhoneへの写真データ移行です。

1)ガラケーの写真データをSDカードに移行

まず、ガラケー内部メモリーに保存されている写真データを、SDカードへ移行させます。

2)SDカードの写真データをパソコンに保存

SDカードの写真データを、パソコンに保存します。パソコンから、iTunesを使ってiPhoneに写真データを保存します。

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機種変更しても、おサイフケータイは使えるのか?

機種変更の場合、購入する機種によっておサイフケータイが使えない場合もあります。おサイフケータイを頻繁に使う方は、あらかじめ注意しましょう。機種変更後も引き続きおサイフケータイを利用したいならば、おサイフケータイ対応機種へ機種変更しなければいけません。多くの携帯電話やスマートフォンで対応している機能ですが、iPhoneやシンプルスマホなど、一部対応していない機種があります。

おサイフケータイに対応する機種への機種変更であれば、事前に手続きをしておくことで、残高を新しい機種へ引き継ぐことができます。残高などの情報は本体内のチップに情報が記録されているため、たとえ電話番号が同じであっても、異なる端末では情報を読み取れません。

各社によって手続きの流れに違いはありますが、ポイントは機種変更前に残高を預けておくこと、そして新しい機種で入力する番号を控えておくことです。引き継ぎ方法について、あらかじめ確認しておきましょう。

おサイフケータイの引継ぎ

機種変更前におサイフケータイの残高を預けるには、機種変更時におサイフケータイのアプリへ行う手続きがあります。手続き時に電話番号とパスワードを入力すると、残高を一度サーバーに預けることができます。この時点で、機種変更前の機種の残高は一度0円になります。後から引継ぎを行う際に必要となる番号が発行されるので、忘れないようにメモを取っておくと安心です。

新しい機種へ機種変更したら、新しい機種でまたおサイフケータイのアプリを取得します。初期設定では新規の入会ではなく機種変更の引継ぎの処理を選択し、メモしておいた番号を入力すれば手続き完了です。以前の残高を引き継いで、そのまま利用できます。

手続き自体は難しくはありませんが、サービス会社によっては、手数料がかかる場合があります。手数料は100円程度ですが、「もったいない」と思う場合には、残高を使い切ってから機種変更を行うのも1つの方法です。

こんな時はどうしたら良いの?

事前に準備しておけば、おサイフケータイの準備はそれほど難しくありません。しかし、もし引継ぎ手続きを行わずに機種変更してしまった場合、通常の引継ぎ作業はできなくなってしまうので、注意しておきましょう。

また、機種変更時に携帯電話が動かなくなっており、事前手続きが行えない場合もあります。例えば故障で電源が入らなくなってしまたり、画面が割れて見られなくなってしまっているという場合です。こうした場合も、同じく通常の手続きが行えないことになります。

そんな時には、各キャリアのサポートセンターに電話で相談しましょう。事情をきちんと伝えて、本人の確認が取れれば、高い確率で再発行の手続きを行ってもらえます。

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よく使うアプリのアカウント移行

スマートフォンの機種変更で困ることの1つに、TwitterやFacebookなどSNSをはじめとした良く使うアプリのアカウント情報が挙げられます。新機種でも同じアカウントでログインしないと、過去の履歴を閲覧できません。

メールアドレスやID、パスワードなどを記憶していれば、特にアカウントの引き継ぎは難しくないでしょう。しかし、一部を忘れてしまった場合、引き継ぎ方法を知らないと大変です。そこで、最近多くの人がよく利用する「Twitter」「Facebook」を例に挙げて、その方法をご説明します。尚、「LINE」に関してはアカウント引き継ぎが複雑なので、こちらもあわせて覚えておきましょう。

スマートフォン間でのアカウント引き継ぎ

TwitterとFacebookは、どちらも新しい機種にそれぞれの専用アプリをインストールして利用します。ログインする際、利用開始時に登録したメールアドレスまたはアカウント名、パスワードを記憶していれば、それを入力するだけでアカウントもデータも引き継ぐことができます。

登録したメールアドレス、またはパスワードを忘れた場合の引き継ぎ

もしメールアドレスやアカウント名、パスワードを忘れてしまった場合でも、慌てずに対応しましょう。

Twitterの場合

まず、パスワードは覚えているものの、登録メールアドレスを忘れた場合です。

まず、パソコンのブラウザで「Twitter」の公式サイトにアクセスします。登録メールアドレスを忘れていても、アカウント名は覚えているでしょう。そのアカウント名を入力することで、情報の引き継ぎができます。

尚、Twitterにログインできたら、画面の左下にある「設定」をタップします。「設定」画面に登録済みのメールアドレスが表示されているので、確認してメモしておきましょう。

次に、登録メールアドレスは覚えているものの、パスワードを忘れた場合です。

公式サイトのログイン画面を開いたら、「パスワードを忘れた場合はこちら」または「パスワードをお忘れですか?」を選びます。登録メールアドレスまたはアカウント名を入力して、「送信」をクリックしましょう。

すると、登録してあるメールアドレス宛に、パスワードを変更するためのメールが送信されてきます。届いたメールの内容に従って新しいパスワードを設定できるので、そのパスワードを使って情報を引き継ぎます。

Facebookの場合

まず、メールアドレスは覚えているものの、パスワードを忘れている場合です。

「Facebook」ログインページにある[パスワードを忘れた場合はこちら]をクリックすることで、新しいパスワードを再設定するためのメールを送信できます。届いたメール内容に従って、新しいパスワードを再設定することができます。

次に、パスワードは覚えているものの、メールアドレスを忘れている場合です。

「Facebook」ログインページに移動し、[パスワードを忘れた場合はこちら]をクリックします。フォームに必要事項を入力したら、アカウントを識別します。あるいは、過去に使用したメールアドレスのリストを調べ、入力してみるのも1つの方法です。

これでダメな場合には、[アクセスできませんか?]をクリックしましょう。オプションが表示された場合は、その手順に従って試してみます。

「LINE」のアカウント引き継ぎ方法

「LINE」は、1つの端末に対して1つのアカウントしか持つことができません。そのため、スマートフォンを機種変更したり、電話番号を変更したりする場合には注意が必要です。新しくLINEの利用を開始すると、アカウントを新しく作成しなければならなくなり、情報を引き継ぐことができません。

そのため、今までのアカウント情報を引き続くには、機種変更をする前に現在利用しているスマートフォンで事前の設定が必要です。アカウントを引き継ぐための方法として、「メールアドレス登録」と「Facebookアカウント認証」という2種類の設定方法が用意されています。

メールアドレス登録の場合

スマートフォン用「LINE」アプリでメールアドレスとパスワードを登録すると、別のスマートフォンへ新しくインストールしたLINEのアプリに、アカウントを引き継ぐことができます。

機種変更前に、まずメールアドレスとパスワードを設定します。機種変更後、新しいスマートフォンにLINEをインストールしましょう。アプリ起動後に[LINEユーザーログイン]をタップし、登録したメールアドレスとパスワードを入力します。[番号認証]や[アドレス帳使用]などを任意で行うことで、引き継ぎが完了します。

尚、誤って[新規登録]をタップしてしまうと、アカウント引き継ぎが行われていない状態で登録されてしまいます。くれぐれも注意してください。

Facebook認証の場合

機種変更前に、これまで使用していたLINEアプリを起動します。アプリのメニューから[Facebook]の項目へ進み、そこにある「連携する」をタップしたら、Facebook起動させてログインします。

[Facebook]の項目に「連携解除」が表示されていれば、認証は成功です。機種変更後、新しい端末に「LINE」をインストールしてください。最初の画面で「LINEユーザーログイン」をタップし、「Facebook」にログインします。Facebook上で「あなたにかわって投稿」で「許可する/許可しない」のどちらかを選んでタップすることで、アカウントの引き継ぎが完了です。

尚、「メールアドレス登録」または「Facebook認証」機能のいずれを利用しても、新たにインストールしたLINEに引き継がれない情報があります。それは、過去のトーク内容とトーク背景、通知音の設定、コイン残高です。

ただし、過去のトーク内容はトークごとに保存する方法があります。また、コイン残高は同じスマートフォンのOS間であれば、引き継ぐことが可能です。

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「ギガバイト」って、一体何なの?

 

スマートフォンを利用するようになると、よく「ギガバイト」という言葉を使うようになります。しかしこの言葉、実際のところ何の単位なのか良く分からないという人は多いでしょう。そこで「ギガバイト」の意味と、この単位を取り巻く注意点などをご説明します。

2つの「ギガバイト」

スマートフォンでは、2つの意味で「ギガバイト」という言葉が使われます。

それは、メモリ容量の数値と通信速度制限です。

それぞれ、その単位は「1ギガ」「2ギガ」・・・などギガ数で表されることもあります。

スマートフォンには、アプリケーションや音楽、写真、あるいは電話帳データなどを保存するための容量が搭載されています。

これがメモリと呼ばれ、ギガバイト(=GB)という単位で表されています。

ちなみに、同じ単位として「メガバイト(=MB)」が用いられることもありますが、1GBは1024MBに相当します。この容量が多いほど、スマートフォンに多くのデータを保存できるということです。

一方で、スマートフォンには各キャリアで、通信速度制限が設けられているものがあります。

例えばau の場合、4G LTE対応のスマートフォンでは、1ヶ月以内のデータ通信量が7ギガバイトを超過すると、月末まで通信速度が最大128kbpsに制限されてしまいます。メールの送受信やWebブラウザでの閲覧・検索などが遅くなるので、特にビジネスなどで利用する方にとっては大きな痛手です。ここで出てくる「7GB」というのは、つまりスマートフォンの通信によってどの程度のデータ容量を扱ったかを表しています。単純なWebサイト閲覧やメール送受信であれば容量は大きくありませんが、動画などを再生すると、大きな容量を扱うことになります。同じメールでも、文字のみのメールと添付ファイルのあるメールとでは、対象となるメールのデータ容量が異なるのはお分かりになるでしょう。

速度制限に注意しよう

通信速度制限について、少し補足しておきます。恐らく最も気になるのは、「何をすれば、どれだけのデータ通信量になるのか」という点でしょう。いくつか基本的な操作における通信量の目安を挙げておきますので、参考にしてください。

<1GBを消費する各操作の回数>

・メール送受信:約2,000通

・動画再生:34時間

・WEBサイト閲覧(例:Yahoo!Japanトップページ):5,200ページ

・音楽再生:250曲

尚、通信量は対象物によって異なりますので、あくまで目安としてお考え下さい。

スマートフォンは、どのくらいメモリがあれば良い?

スマートフォンを購入する際、1つのポイントになるのがメモリ容量です。iPhoneであれば16GB・32GB・64GBが用意されており、ギガ数に応じて価格が上がります。

※iPhone6から32GBのモデルはなくなり、64GBの上位モデル128GBが登場しています。

Androidについては、各メーカー及び機種によって実に多様です。

では、一体どのくらいのメモリを搭載したスマートフォンを選べば良いのか?

これは、自分がどのくらいのデータをスマートフォンに保存したいかによって異なります。例えば音楽データなら、500曲で3GB程度。写真なら1000枚で3GB程度です。アプリはものによりますが、だいたい100MB〜2GB程度となるでしょう。ビジネス用の資料などもスマートフォン内で保存したい場合は、各データで容量が異なります。ただしこうした資料などは、オンラインストレージと連携したアプリを使用することで回避できます。

参考までに筆者がいれているメジャーなアプリの容量 ※2016年4月6日追記

LINE・・・162MB

Facebook・・・141MB

Youtube・・・53.7MB

Chrome・・・236MB

パズドラ・・・380MB

 

 

1つ注意したいのは、特に日本メーカー製のAndroidスマートフォンです。中には本体のメモリ容量が非常に少なく、microSDカードなど外部メディアでメモリを増設することを前提としているものがあります。しかしアプリなどの中にはmicroSDなどに移行できず、スマートフォン本体にしか保存できないものがあります。そうすると、容量の少ないスマートフォンのメモリはすぐに一杯になってしまうでしょう。

「ギガバイト」の意味をしっかり把握して、賢く自分に合ったスマートフォン選びをして下さい。

実質負担額のからくり

意外と知らない「実質負担額」のからくり

スマートフォンを購入する際、気になるのは購入額ではないでしょうか。
各キャリアの販売店や携帯電話ショップ、あるいは家電量販店の携帯電話コーナーなどに足を運ぶと、次の言葉が目に入ってくることと思います。

「実質負担額」

これはスマートフォン購入の費用に関する言葉ですが、詳しい説明はあまり書かれておらず、なんとなくの理解で購入している人が少なくありません。
そこで、この実質負担額について、ここで詳しくご紹介しましょう。

本体価格との違い

スマートフォンを利用するには、スマートフォン本体をまず購入する必要があります。その本体に対する価格が、「本体価格」です。これは販売価格のことを表し、八百屋で野菜を購入する際の価格と変わりありません。では、この本体価格がスマートフォンの購入に必要なお金なのかというと、実はそうではありません。そこで登場するのが、「実質負担額」です。

スマートフォンの販売では、殆どの場合、購入時に割引を行っています。中でも多いのが、2年契約による割引です。つまり、そのスマートフォン(=同一キャリア)を2年使うという契約のうえで、本体価格を割り引いいてくれるのです。この割引を加味した価格が、実質負担額となります。

分割払いの場合、本体価格を24ヶ月に分割して、その金額を月々支払います。それに対し、一括の場合には本体価格を先に全て支払ってしまい、月々割引を受ける方法です。先に挙げた例で、月々のスマートフォン利用料が5,000円の場合で見てみましょう。

ただしauなどキャリアと異なり、docomoの場合は、ここに「頭金」という概念が出てきます。docomoではスマートフォン購入時に一部金額を店頭で支払うのですが、この頭金に割引は適用されていません。頭金は本体価格とは別物として位置づけられており、docomoの実質負担額は本体価格に頭金を加えた価格に割引を加味した価格を実質負担額としています。頭金があるか無いかは、docomo独自のシステムですので覚えておきましょう。

実質負担額の算出方法

では、実際に実質負担額の算出方法を見てみましょう。

例)本体価格が48,000円で、2年契約により月々1,500円の割引(最大2年間継続)を受けられる

この場合には、最大で【1,500円×24ヶ月=36,000円】が割り引かれることになります。この割引額を本体価格から引くと、【48,000円-36,000円=12,000円】になるでしょう。この金額が、例における実質負担額です。

尚、2年契約の途中で契約解除を行うと、その場で割引が止まります。残額は一括で支払うこととなりますので、あらかじめ注意しておきましょう。

割引の適用を受けなかった期間分(1,500円×残りの月数)、実質負担額は上がることになります。

分割の場合と一括の場合

スマートフォンの支払方法は、分割と一括とで選ぶことができます。いずれの場合でも、受けられる割引、あるいは本体価格は同一です。そのため、支払方法で実質負担額が変わることはありません。

分割払いの場合、本体価格を24ヶ月に分割して、その金額を月々支払います。それに対し、一括の場合には本体価格を先に全て支払ってしまい、月々割引を受ける方法です。先に挙げた例で、月々のスマートフォン利用料が5,000円の場合で見てみましょう。

<一括払い>

・店頭支払額(本体価格):48,000円

・月々の支払額:5,000円-1,500円=3,500円

<分割払い>

・店頭支払額:0円

・月々の支払額:5,000円+(48,000円÷24ヶ月)-1,500円=5,500円

尚、キャンペーン等によって一括払いでの割引を設けるようなケースもあり、そうした際には支払方法によって得となることもあります。

このように、実質負担額は「本体価格」「割引額」「頭金(docomo)」という各金額によって構成されており、“最終的に”そのスマートフォンを購入するのに支払った金額を示しています。よく「実質負担額0円」といった販売もありますが、これは割引額と分割にした際の本体価格を同一とすることで、差し引きを無くすものです。もし途中で割引条件を外れると割引額が下がり、実質負担額が0円ではなくなる可能性もありますので、条件についてはくれぐれも事前に確認するようにしましょう。